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研究者メッセージ

 

患者に優しく、より正確な治療を可能に

近年、mRNA、siRNA、アンチセンス、ペプチドなどのNew Modalities(新規素材)による創薬が盛んですが、これらは生体内での分解が早く、粘膜吸収が低いため、いろいろな製剤的工夫が必要です。その一つとして生分解性ポリマーを使用した長期徐放性注射剤が有用です。勿論、通常の低分子薬物にも適用可能で、この製剤によって患者自身での毎日の注射を必要としていた薬物が、1~3ヵ月に一回の注射で患者に優しくより正確な治療が可能になり、アドヒアランス(治療への積極的参加)の向上が得られています。弊社ではいろいろな創薬素材にあった製剤設計とGMP生産への橋渡しを短期間で実施できる体制が構築できています。

取締役/薬学博士
岡田 弘晃 Hiroaki Okada
 株式会社岡田DDS研究所 代表取締役所長 / 東京薬科大学 名誉教授 / 武田薬品工業在籍時「リュープリン®」を開発 
 

挑戦の軌跡を、次なる飛躍の力へ

 私たちはこれまで、100 を超える化合物のナノ粒子化・マイクロ粒子化に挑戦してきました。勿論それらすべてが目指す成果にたどり着いたわけではありません。しかし失敗の結果も決して無成果ではなく、私たちの歩みは螺旋を描きながら一歩ずつ高みに進んできました。

創薬事業で培った独自の技術はナノ粒子の大量安定製造を可能とし、食品 (サプリメント) への応用を起点として、家畜用飼料、動物用の医療品・サプリメント、化粧品、農薬など多岐にわたる分野へ展開しています。これらは単なる技術の応用にとどまらず、社会に新たな価値を届けるための挑戦でもあります。

螺旋状に積み重ねた挑戦の軌跡は、困難を乗り越えて得た経験によりバネのような力を備えます。このバネを次なる飛躍の力として、私たちは社会への貢献と新しい価値の創造を目指して挑み続けます。
 

研究所所長/システム生命科学博士

佐方 功明 Noriaki Sagata